(なおした)手先の器用な人、そうでない人

http://twitter.com/AkibaNagito/status/1507833000
僕の日ごろ思っていることはまさにこれ。
「カタチ」が頭に入っている人とそうでない人は明らかに違うんだ。


今まで作ったことのないものとか、より品質のいいものを作ろうとするとき、僕らはしばしば最初に「独自なものを思いつく方法」とか「作業を楽にするためのいい道具」とか「手のうまい動かし方」を知ろうとする。
でもそれは、僕の考えでは、2番目とか3番目に必要になってくることで。1番目に何が必要かというと、「自分の作りたいカタチ」を認識することなんだよね。


たとえば太さ2mmのものを作ろうと思ったときに、他の人はいきなり2mmのものがひねり出せているから自分もそう出来ないと駄目だ、ってことはなくて、5mmのものを作ってそこから2mmになるまで削っていってもいいだろうし、1mmのものを2つ合わせてもいいだろうし。「それが2mmだ」と分かっていれば回り道しても作れるんだよ。技術がなくても、「2mmにする」っていう意思があればなんとかなるんだ。


2mmのものをいきなり作れる人は手先が器用な人。…では、時間がかかっても同じようにきっちり2mmのものを作れる人は、手先が器用?不器用?どっちかな。「自分は不器用だから」となんでも諦めないで、やりたいこと、作りたいものがあるならやってみてほしいなと思う。きっと楽しいよ。


手で作るものは手を動かさないと覚えられないんだよね。
ゴタクを並べるよりもまずやってみろ、と言う話。